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韓国語の話し方、ていねいさの3段階
韓国語を勉強しはじめると、同じ「ありがとう」でも、いくつも言い方があることに気づきます。「감사합니다」「고마워요」「고마워」。どれも「ありがとう」ですが、使う場面が違います。
韓国語は、相手との関係に合わせて、話し方のていねいさを変える言語です。日本語の敬語と似ていますが、段階の分け方は少し違います。ここでは、基本の3段階を整理します。
3つの話し方
1. ハムニダ体(합니다체):いちばんあらたまった言い方
「〜です・〜ます」のかたい形で、語尾が「〜ㅂ니다/습니다」になります。
- 감사합니다(ありがとうございます)
- 처음 뵙겠습니다(はじめまして)
- 잘 부탁드립니다(よろしくお願いします)
仕事の場面、初対面のあいさつ、ニュースや発表などで使われます。
2. ヘヨ体(해요체):ていねいでやわらかい言い方
語尾が「〜요」で終わる形です。日常会話でいちばんよく使われ、初対面でも、年上の人にも、気軽に使えます。
- 고마워요(ありがとう・ていねい)
- 맛있어요(おいしいです)
- 같이 가요(いっしょに行きましょう)
硬すぎず、くだけすぎない、ちょうどよい距離感の言い方です。
3. パンマル(반말):くだけた言い方
親しい友だちや、年下の相手に使う、ため口です。「〜요」がつかない形になります。
- 고마워(ありがとう)
- 맛있어(おいしい)
- 같이 가(いっしょに行こう)
仲がよくても、年上の人や、知り合ったばかりの相手に使うと、失礼になることがあります。使い分けの目安は、相手が「パンマルでいいよ」と言ってくれたときです。
最初に覚えるなら、ヘヨ体
3つの中で、最初に覚えるのにおすすめなのはヘヨ体です。理由は3つあります。
- ほとんどの場面で使えて、失礼になりにくい
- 日常の会話や、ドラマ、SNSでよく聞くので、耳に入りやすい
- あとから、あらたまった言い方やくだけた言い方へも広げやすい
まずはヘヨ体で、あいさつ、お礼、簡単な質問を言えるようにしてみましょう。
場面別のめやす
- 初めて会う人・店員さん:ヘヨ体。あらたまった場なら、ハムニダ体
- 職場の先輩・目上の人:ヘヨ体かハムニダ体
- 同い年の友だち:最初はヘヨ体。親しくなったら、相談してパンマルへ
- 年下の友だち:ヘヨ体からでも、パンマルでもよい
迷ったら、ていねいなほうを選んでおくのが安全です。ていねいすぎて困ることは、あまりありません。
語尾だけ変えれば、使い回せる
3つの話し方は、言葉の中身は同じで、語尾が変わります。
- 먹습니다 → 먹어요 → 먹어(食べます → 食べます → 食べる)
「ヘヨ体で言えるようになったら、語尾だけ変えればよい」と考えると、気持ちが楽になります。
よくあるまちがいと、気をつけたい点
- 「요」をつけ忘れる:ヘヨ体のつもりで「고마워」と言うと、パンマルになってしまう。語尾の「요」を意識して確認する
- ハムニダ体でくだけた話をしてしまう:あらたまった形のままだと、会話がかたくなる。日常ではヘヨ体のほうが自然
- 「あなた」を使いすぎる:韓国語では、相手を「あなた」と呼ぶことは少ない。名前に「씨(さん)」をつけたり、主語を省いたりする
- 年齢をすぐに聞かれて戸惑う:話し方を決めるために、年齢をたずねられることがある。失礼な意味ではないので、気軽に答えて大丈夫
ドラマや動画で、語尾に耳をすます
韓国のドラマやバラエティは、話し方のちがいを聞く、いい教材になります。
- 友だち同士の場面:パンマル
- 職場や、初対面の場面:ヘヨ体やハムニダ体
- 親しくなって、話し方が変わる場面:ヘヨ体→パンマル
場面と語尾をセットで聞くと、「この関係なら、この話し方」という感覚が育ちます。字幕で語尾だけ確認する、という聞き方でも十分です。
練習のしかた
- よく使うひと言(あいさつ、お礼、おわび)を、ヘヨ体で10個決める
- 毎日、声に出して言う
- ドラマや動画で聞こえた語尾に、耳をすます
ヒナタでは、韓国語でひなたと話すことができます。ヘヨ体の短い文から、気軽に試してみてください。まちがえても、何度でもやり直せます。
