読み物
ひとりの時間を、休息に変える過ごし方
仕事から帰って、部屋に1人。休日も、予定がなくて1人。そんな時間を、「さびしい」と感じる日もあれば、「ほっとする」と感じる日もあるでしょう。
ひとりの時間は、使い方しだいで、疲れをいやす休息にも、考えごとが増える時間にもなります。ここでは、ひとりの時間を気持ちよく過ごすための工夫を、暮らしの目線でまとめます。なお、さびしさや気持ちの落ちこみが長く続くときは、ひとりで抱えこまず、身近な人や専門の窓口に相談してください。
「ひとり」と「孤立」は、少し違う
自分で選んでひとりでいる時間と、人とのつながりが断たれてしまっている状態は、同じではありません。ひとりの時間は、好きなことをして、自分を取りもどすための大切な時間にもなります。
大切なのは、「ひとり時間」と「人と過ごす時間」の両方を、自分に合う割合で持つことです。ひとりでいること自体を、悪いことだと考える必要はありません。
ひとり時間に、予定を入れてみる
予定のない休日は、気がつくと、ぼんやりスマホを見て終わってしまいがちです。ひとりの時間こそ、ゆるい予定を入れておくと、過ごし方に満足しやすくなります。
- 午前:近所を30分歩く
- 昼:行ったことのないお店でランチ
- 午後:本を1章だけ読む、または、映画を1本見る
- 夕方:夕食の材料を買って、ゆっくり作る
全部やる必要はなく、1つだけでも構いません。「今日は、これをした」と思える1つがあると、1日の終わりの気持ちが違います。
小さな「ひとりの楽しみ」を育てる
ひとり時間を楽しめる人は、小さな楽しみをいくつか持っています。
- 好きな飲み物を、ゆっくり淹れる
- 季節の食べものを味わう
- 散歩の途中で、写真を撮る
- 日記や、短いメモを書く
- 新しい言葉や、趣味の勉強を少しずつ進める
大きな趣味でなくて構いません。「これをしているとき、気持ちが落ち着く」と感じるものを、3つ見つけておくと、ひとりの夜も、心強くなります。
さびしくなる夜の、小さな対処
ふと、さびしさがこみあげてくる夜もあります。そんなときは、次のことを試してみてください。
- 体を動かす:軽く体を伸ばす、短い散歩に出る
- 温かいものを飲む:体が温まると、気持ちも少しゆるむ
- 気持ちを書き出す:「さびしい」と、そのまま書いてみる
- だれかに短く連絡する:長い話でなくていい。「今日は寒いね」だけでも十分
- 話し相手を探す:人に話せないときは、話し相手のアプリを使うのも1つの方法
さびしい気持ちを、「おかしなこと」と思わないでください。だれにでも、そういう夜はあります。
ひとりで出かけるコツ
ひとりでお店に入ったり、出かけたりするのが苦手な人もいます。最初は、気軽なところから試してみてください。
- 昼間に、ひとりでカフェに入る(本を持っていくと落ち着く)
- 空いている時間帯の映画館や美術館に行く
- カウンター席のあるお店を選ぶ(周りの目が気にならない)
ひとりで出かけると、人に合わせず、自分のペースで過ごせるよさに気づくことがあります。「楽しい」と思えたら、それが、ひとり時間の新しい楽しみになります。
ほどよいつながりを、ゆるく持っておく
毎日会わなくても、「この人には連絡できる」と思える相手が、数人いるだけで、ひとりの時間はずっと安心なものになります。
連絡を取る相手がいなくなっていると感じたら、まずは、昔の友だちに短いメッセージを送ってみる。近所のお店の人に、あいさつを返してみる。趣味の教室や、地域の集まりをのぞいてみる。小さなきっかけから、つながりは少しずつ戻ってきます。
ひとり時間を、自分の味方にする
ひとりの時間は、自分の気持ちを聞く時間でもあります。何を食べたいか、何を見たいか、何に疲れているのか。人に合わせることが多い人ほど、ひとりの時間に、自分の声を聞いてあげてください。
ひとりの夜に、ちょっと話を聞いてほしいときには、ヒナタのような話し相手のアプリも、1つの選択肢です。今日あったことを話して、ひとり時間の終わりに気持ちを整える。そんな使い方もできます。
